TERMINOLOGY 専門用語集

分かるようで分からない。輸送の現場でよく使われる専門用語をいくつかご説明します。

あ行

アオリ
荷台の側面と後面の開閉を行い、周囲を囲む部分をアオリといいます。
アオリ
アルコールチェック
事業用自動車の運転者の飲酒運転を根絶するため、平成23年5月1日より、運送事業者が運転者に対して実施することとされている点呼において、運転者の酒気帯びの有無を確認する際にアルコール検知器を使用すること等が義務化されました。
アルコールチェック アルコールチェック
一般貨物自動車運送事業
普通トラックを使用して、荷主の荷物を運送する事業です。一般的な運送業はこれにあたるもので、荷主の方から運送依頼を受け、運賃を受け取る場合、全てこの事業にあたります。 運送に使用する普通トラックとは小型貨物車(4ナンバーのトラック)、普通貨物車(1ナンバーのトラック)、冷凍食品、石油類などの運送に使用する特種車(8ナンバーのトラック)などをいいます。
ウィング車
ウィング車は貨物自動車の荷台形状のひとつ。「箱車」と呼ばれるパネルバンやアルミバンの側面を跳ね上げて、トラックの横から荷物を載せることができる。側板と天井の一部を組み合わせた扉を跳ね上げた状態が鳥が翼を広げた状態を連想するので、ガルウイング車、側面開閉車と称されることもある。
ウィング車
運行管理者
運行管理者の職務は「道路運送法」、「貨物自動車運送事業法」に基づいて、事業用自動車の運転者の乗務割の作成、休憩・睡眠施設の保守管理、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態等の把握や安全運行の指示など、事業用自動車の運行の安全を確保するための業務を行う。また、自動車運送事業者(貨物軽自動車運送事業者を除く)は、一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を選任しなくてはならない。 運行管理者は、複数の営業所の運行管理者を兼務することはできない。
運輸安全マネジメント
平成18年10月から貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律が施行され、トラック事業者の経営トップから現場の運転者まで一丸となって安全性の向上を図り、企業全体に安全意識を浸透させる「運輸安全マネジメント」が導入されています。すべての事業者が安全性向上のための計画を作成して実施し、その効果を評価し、改善ポイントを整理しさらに改善計画を実施するという取り組みを行い、常に輸送の安全のレベルアップを図ろうとするものです。
運輸安全マネジメント書類
エアサス(エアサスペンション)
トラックにかぎらず、自動車にはサスペンション(懸架装置)がついており、このサスペンションの特性によって大きく乗り心地や操作性が変わってきます。通常、サスペンションは金属製のバネを部品として用いていますが、このバネを圧縮空気に置き換えたものがエアサス(空気バネ)と呼ばれており、バスやトラックで主に利用されています。
エアサス

か行

貨物利用運送事業
貨物利用運送事業は、荷主との運送契約により、国内外を問わず、陸海空のうち最適な輸送手段を利用して貨物の集荷から配達までを一貫して行う輸送サービスです。さらに、貨物利用運送事業の機能は、単に「実運送」を補完するばかりではなく、物流に対する様々な荷主のニーズに対応した輸送サービスの実現を実運送事業者に対し求めていくという積極的な役割が期待されています。
高床トレーラー
走行安定性に優れ、高い積載物をより安全に運搬できます。荷台にV型ポケットを装備する事により鋼板コイル運搬も可能で、幅広い用途に対応します。
高床トレーラー 高床トレーラー 高床トレーラー
固縛
安全に積荷をお届けするために、積荷を安定させ動かないように固定することをいいます。ワイヤー、ロープ、レバーブロックなどの道具を用いて積荷を固定します。
固縛 固縛

さ行

最大積載量
最大積載量とは、自動車(トラック、トレーラー)などに積載することができる貨物の最大限度重量を示す数値です。
車両制限令
車両制限令(しゃりょうせいげんれい、昭和36年7月17日政令第265号)とは、道路法第47条第1項に基づき、道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止するため、通行できる車両の幅、重量、高さ、長さ及び最小回転半径等の制限を定めた政令である。この制限を超える車両は道路法第47条第2項により、道路の通行が禁止されている。なお、この制限を超える車両を通行させる場合、車両制限令第3条の制限を超えるものは、道路法第47条の2第1項の特殊車両通行許可を、車両制限令第3条の制限を超えないもので、車両制限令第5条から第7条までの制限を超えるものは、車両制限令第12条の特殊車両通行認定を受ければ、通行することができる。いずれの場合も、徐行等の条件が付される場合がある。
車両総重量
車両総重量とは、トラック車両重量に乗車が許される定員や最大積載量の荷物を積んだ走行状態での全重量です。【車両総重量=車両重量+乗務員重量+積荷重量】
制限外積載許可申請
道路交通法では、定められた乗車人員又は積載物の重量、大きさ等の制限を超えて車両を運転することを禁止していますが、貨物が分割できないものであるため大きさ等の制限を超える場合は、積荷出発地管轄警察署長の制限外積載許可を受けることで、運転することができます。また、積載方法や積載時の車両の大きさ等により、道路法に基づく道路管理者の許可(特殊車両通行許可)や道路運送車両法に基づく陸運支局の保安基準緩和の措置が別に必要な場合があります。

た行

対面点呼
運行管理者は、運転者がその日初めて乗務しようとするときは対面(運行上やむを得ない場合は電話その他の方法)により乗務前点呼を実施し、運転者から日常点検の報告、本人の健康状態や酒気帯びの有無についての報告を受けるとともに確認を行ない、それに対して安全を確保するために必要な指示を行わなければなりません。1 日の乗務を終了したときも同様に、対面(運行上やむを得ない場合は電話その他の方法)により乗務後点呼を実施し、乗務した自動車、道路、運行の状況、他の運転者と交替した場合には、交替運転者に対する通告について報告を受けるとともに、酒気帯びの有無についての確認を行わなければなりません。
地上高
地上高とはトラック、もしくはトレーラーの荷台の高さと積荷の高さを合わせた地上からの高さを表します。道路法、道路交通法での最高限度値は3.8m(ただし、指定道路を走行する場合は4.1m)となっており、最高限度値を超えて輸送する場合は特車車両通行許可申請と制限外積載許可申請が必要です。
地上高
中低床エアサストレーラー
荷台高900mmで中落ちの荷台長さ9,400mmあり、背高大型機械などの単体荷物から鋼材などのバラ積みにも対応できるエアサスペンション付きトレーラーです。また様々な輸送形態にも対応できるトレーラーです。
中低床エアサストレーラー
低床トレーラー16輪
荷台高550mmで中落ち荷台長さ6,300mmあり、建設機械、大型産業機械などの単体荷物を専門に輸送するトレーラーです。重量物、背高大型機械、その他特車長大物輸送に長けたトレーラーです。
低床トレーラー16輪
デジタルタコグラフ
デジタルタコグラフ(通称デジタコ)とは、自動車の走行時間や走行速度などの運行記録を自動的に記録し、メモリーカード等に保存するシステムのことである。従来型のいわゆるタコグラフは、タコチャートと呼ばれる円盤状の記録用紙にグラフを書き込むアナログ方式であった。デジタコは運行記録を数値データで扱うため、アナログのタコグラフに比べて後の解析がしやすいという長所がある。
電話点呼
業務の開始地又は終了地が営業所以外の地であるため、乗務前・乗務後のどちらかが止むを得ず対面による点呼を行えない場合には、電話その他の方法により点呼を行います。また長距離運行等により乗務前・乗務後のいずれの点呼も対面で行うことができない場合(2 泊3 日以上の運行の場合)は、乗務の途中で少なくとも1 回電話その他の方法により中間点呼を実施しなければなりません。
特車車両通行許可申請
一般的制限値を超える車両で道路を走行するときは、車両の諸元、積載物の内容、通行経路、通行の日時等を所定の書類に記入し、道路管理者に申請を行い、許可証の交付を受けることで、許可された経路を走行することができます。車長12m、車幅2.5m、高さ3.8m、総重量20t、軸重10t、最小回転半径12mのいずれかを超える場合は特殊車両通行許可申請が必要です。いわゆるトレーラーは連結全長が12mを超えるため、特殊車両通行許可申請が必要です。
ドライブレコーダー
交通事故の瞬間を映像などで記録する車載型の装置。自動車のフロントガラスにつけた小型カメラで車両前方を撮影し続け、急ブレーキや衝突などの異常動作を感知すると、その前後15~30秒程度の映像とともに速度やブレーキの状態などを記録する。交通事故が発生したとき、事故原因をめぐって当事者の証言に食い違いがあると、証言だけでは真実を解明できないことが多い。そこで、ドライブレコーダーに記録された映像から事故当時の様子を推定することができる。また、運転者の運転教育に平常より利用し事故防止に役立てる。

な行

荷台高
車両によって荷台の高さが違うため、積荷の背の高さ低さで安全に輸送できる車種が違ってきます。またトラック、トレーラーによっても高さが違うため、積荷の高さと重量を考えて車両を選択することが重要です。
荷台高

は行

バックカメラ
トラック、トレーラーなどの車両が後退するときに作動する後方視野確認支援装置。
バックカメラ
幅出し
車両の荷台より横幅がはみ出る場合の通称を幅出しと言います。荷台からはみ出る輸送の場合は特殊車両通行許可申請(道路管理者)と制限外積載許可申請(積荷出発地管轄警察署)が必要です。
平ボディ車
平ボディ車とは、どこでも見られる、ごく一般的な荷台のトラックで、「アオリ」と呼ばれる囲いで側面と後方が覆われているトラックです。一般貨物であればほとんどの荷物を積むことが出来るため、広く利用されています。上部が開放であるため、積み方次第で、荷台の長さ、幅以上のものが積めたりもします。また、クレーンなどでの積込み、荷卸にも対応出来ます。
平ボディ車
Vカット
ドーナツ型形状の鋼材(コイル)を輸送するのに、高床トレーラーの荷台をV字に掘り、転がり防止を施したものです。その他の荷物の場合は木製の蓋を用いてVカットを埋め、フラットな状態でその他の荷物にも対応可能です。
Vカット

や行

夜間通行条件(21時~6時)
特殊車両通行許可を受ける際に積荷や通行する道路の条件によって、道路管理者より通行条件を与えられます。主には幅が3,001mmを超えて3,500mmのまでの場合、21時~6時までの夜間時間帯での運行を指示されます。
誘導車
特殊車両を通行させる場合、特殊車両通行許可証に記載される条件の中に前後誘導車を配置させることを義務付けられる場合があります。荷物を積んで通行する車両の前後の安全確認を行いながら目的地まで、あるいは条件がついた道路を走行させるのが目的です。
誘導車
ユニック車
簡易クレーンを備えたトラックの通称です。荷物の積み降ろしに荷役方法がない現場でも簡易クレーンで積み降ろしすることが可能です。建築資材や足場、機械の現場積み降ろしに長けています。
ユニック車
四軸低床
前2軸後2軸の大型トラックの通称です。荷台高も通常の大型車より低く背高荷物にも対応できます。また、最大積載量を14tまで可能にしてあるため、通常の大型車では重量的に無理な荷物でも対応可能です。
四軸低床
4tワイドボディー
通常の中型車の荷台内の横幅は2,100mmですが、大型車の荷台同様で中型車の荷台を製作してあるため2,300mmまで対応可能となっています。
4tワイドボディー

ピックアップ